現役カラー講師が教える『上手なヘアカラーとは?』
みなさんこんにちは!前回の台風を機に防災グッズを揃えはじめてみた児山です。
いつも日進市の美容院ファンビリのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、やや長くなりますがファンビリのカラーリスト 伊藤がつくる『ヘアカラー』を、わかりやすく少し掘り下げてお伝えしたいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、弊社のカラーリスト伊藤は、某美容メーカーの専属カラー講師として活動しております。全国各地のスタジオやサロンに出向き、カラー理論を教えることはもちろん、メーカーのカラー剤の開発に携わるなど活動は多岐に渡ります。
お客様から見ると、『講師をしているからカラーが上手そう。』という漠然としたイメージはあると思いますが、では、その『上手い』とは具体的に何が上手なの?という疑問も出てくるかと思います。
まず大前提に上手いヘアカラーとは『求められた色を正確に出せる』ということです。
カラーリスト伊藤は、雑誌を見て『この色にしたい!』と指さした色をその通りにお客様の髪に再現することができます。この希望色のことを伊藤の講習では、基になる色という意味を込めて『基色(きしょく)』と呼んでいます。
髪を染める際には、決まったカラー剤をそのまま塗れば目的の色が出るという訳ではありません。
中学校の美術の授業などで、”この色にしたい!”という色を作るために、様々な色の絵の具を、目的の色になるまで何度も継ぎ足し、あーでもないこーでもないと悪戦苦闘しながら混ぜて色を作った経験はありませんか?実は、ヘアカラーの色を作る原理もこれと同じなのです。
さらに、白地のキャンバスであれば、作った絵の具どおりの色を表現できますが、ヘアカラーの場合はベースとなる髪の色は様々です。カラーをしているのかしていないのか、カラーをしているのであれば、どんな色か、白髪はあるかないか。『基色』を出すためにはベースの髪色を加味して、その上にどの色を重ねたら目的の色を出せるかという、色や薬剤の本質をきちんと理解していないといけないのです。
圧倒的に多くの美容師さんが、お客様からオーダーを受けた色を作るために、様々な薬剤を自分の感覚だけで調合し、偶然の産物としてたまたま出来た色を、そのままお客様に提供しているというのが現状です。すなわち、『基色』をどうやって作っていいか正解をわかっていない状態で施術をしているのです。だから、『希望通りの色にならない!』と言われるお客様のお声は、おのずと多くなります。ヘアカラーリングは配合する『薬剤のコントロール』が、カラーの上手い下手を決める重要なポイントとなるのです。
カラーリスト伊藤は、基色を見ると、どの色をどの薬剤をどれだけの比率で調合すればそれが出来上がるか、正解が一発でわかります。偶然ではなく必然的な結果として『基色』を作り出すことができ、それがどんなニュアンスカラーであれ、頭の中で正解の方程式を描くことができるのです。そして、その方程式をわかりやすく人に伝えることができるからこそ、ありがたいことに講師のお仕事を頂いているのです。
もちろんその『方程式』は、並大抵の努力と知識で生まれたのではありません。たくさんの時間を費やし、日夜薬剤や色、髪などの本質を多角的な視点から徹底的に研究・実験を繰り返し、結果としてたどり着いたのが、わかりやすくシンプルな『伊藤の高発色理論』なのです。
ファンデーションの色が少し違うだけで、顔色が変わるように、ヘアカラーもちょっとしたカラー剤の配合比率で仕上がりの色が変わり、それがお顔映りにも大きく影響して参ります。ヘアカラーは、メイクと同様に人の美しさを自由に創ることができますが、『本当に美しい』カラーを施すには、豊富で正しい知識と経験とセンスが問われるのです。
カラーの世界は大変が奥深いですね。
- 今までヘアカラーに満足したことがない。
- 自分に似合う色を知りたい。
- 新しい自分の美しさを見つけてほしい。
そんな方は、是非一度ファンビリで”本物”の美しいヘアカラーを体験してみてくださいね。