15cm以上からでOK!髪の寄付『へアドネーション』をご存知ですか?

公開日:  最終更新日:2019/05/10

みなさんこんにちは!いつも日進市の美容院ファンビリのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

先日、10代の女性のお客様が当店にご来店くださいました。黒く綺麗な長い髪をバッサリと切りたいとのことでした。

カラーやパーマをしていない、とっても綺麗なロングヘアでしたので、担当のスタイリスト北折が『ヘアドネーション』にご協力いただけないかお伺いしたところ、お客様も髪を寄付する『ヘアドネーション』のことを以前からご存知だったようで、こころよく引き受けてくださいました。

 

本日は、近年認知度も上がってきている『ヘアドネーション』についてお話しようとおもいます。

目次

1. ヘアドネーションとは

2. 人毛ウィッグは高級品!

3. ヘアドネーションの条件

4. お客様の施術例『ヘアドネーション』

5. ヘアドネーションをやってみたい方はお声掛けください

 

ヘアドネーションとは

抗がん剤の治療や脱毛症などで、髪に悩みを持つ子どもたちのために、寄付された髪を使って無償で医療用ウィッグをつくり、提供する活動のことをいいます。

近年では、芸能人の方でもヘアドネーションを行っていらっしゃいます。切った髪をSNSでアップされることで知られるようになり、どんどん活動の認知度は上がってきています。

人毛ウィッグは高級品!

美容師の練習用ウィッグでさえ、人毛100%のものは結構高いので、商品として販売されている人毛100%ウィッグが高価なのは、ある程度想像はできてしまいます。

実際に、人毛のウィッグの価格は数万円~と高額です。

大人用のものであれば、既製品も含めて種類も多いですが、大人と比べて頭の大きさが小さい子どもには、サイズが合わないのです。

またオーダーとなると、数十万円と大変高額になることもあり、必要だと思ってもなかなか手が届かないというのが現状です。

ヘアドネーションの条件

【寄付が可能な髪】

  • 髪の長さが15cm以上
  • ヘアカラーをしている髪もOK

【寄付の受付ができない髪】

  • ハイダメージの髪(ブリーチ毛、パーマ、ストレートパーマ、縮毛矯正はNG)
  • 白髪のみの髪(白髪混じりはOK)
  • 天然パーマなどクセが強い髪

※ヘアドネーションの活動を行っている団体は多数あり、条件も各団体によってそれそれ異なる場合があります。

お客様の施術例『ヘアドネーション』

今回ご協力いただいたお客様は、カラーやパーマをしていないバージン毛。髪の状態もとても良いです。

髪をゴムでいくつか束にまとめてからカットしていきます。

※濡れた状態の髪は、雑菌が繁殖したりカビが生えたりしやすいため、寄付する髪は完全に乾燥させます。

↓このような束でまとめた状態で寄付をします。今回の髪の長さは23cmでした。

ヘアドネーションは31cm以上での受付のところが多いですが、そこまで伸ばすのはなかなか大変です。

髪は1ヶ月に約1cm伸びると言われているので、31cm以上伸ばそうと思うと約2年7ヶ月以上、全く髪を切らずに伸ばし続けないといけません。

15cm以上ということでであれば、もう少し気軽にヘアドネーションをやってみようと思えるのかなと思います。

※ちなみに、31cm以下の長さの髪はフルウィッグではなく、帽子と組み合わせて使用するウィッグ(インナーキャップウィッグ)に使われるとのことです。

ヘアドネーションをやってみたい方はお声掛けください

通常、美容院で切った髪は産業廃棄物として処分されますが、条件さえ当てはまれば、その髪を悩みを持つ子どもたちのために生かすこともできます。

イメージチェンジで、ロングヘアをばっさりカットしたい方で、ヘアドネーションにご協力してくださる方がいらっしゃいましたら、是非スタッフまでお声掛けくださいませ。

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