【今話題】白髪染めをしない選択『グレイヘア』について美容師が思うこと。
みなさんこんにちは!いつも日進市の美容院ファンビリのブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、ヘアカラーを最も得意とする美容室ファンビリだからこそ、あえて話題になっている『グレイヘア』について触れようと思います。
目次
昨今話題となっている『グレイヘア』とは、白髪が生えてきても、あえて白髪染めをしない髪のことを指します。
2016年にはグレイヘアに関する書籍が出版され、2018年の新語・流行語大賞には『グレイヘア』がノミネートされたことで、より多くの方に認知されるようになりました。
最近ではフリーアナウンサーの近藤サトさんが、若くしてグレイヘアを選択したことで話題になっていますよね。美しいグレイヘアで和服を凛と着こなす姿はオーラがあり、着物好きな私もそれを見て、とっても粋でカッコいいなあと思いました。
白髪をコンプレックスとしてではなく、個性として受け入れ、魅力に変換している姿が、多くの女性に共感を得ているように感じます。
- 白髪を隠し続けることからの解放
- ヘアカラーの際の頭皮の刺激からの解放
- 白髪を受け入れ生かすことにより、ファッション、メイクなどで新しいチャレンジができる
- 今まで似合っていた服やメイクが似合わなくなる
- 『白髪=シニア』のイメージは強く、一般的に老けて見られやすい
- ファッションやメイクに気を配らないと、手入れをしていない、手抜きをしていると見られがち
グレイヘアといっても、白髪染めをやめたら自然に理想的な真っ白な白髪になるという方は、かなり少数です。
特に日本人は真っ白な白髪ではなく、髪が黄ばんでしまうことがほとんどです。これは、日本人特有の持ち合わせているメラニン色素や、日常的に受ける紫外線などの、外部からのダメージのよって引き起こされます。
黄ばんだ白髪を白くきれいなグレイヘアにするには、黄色の補色である紫色のヘアマニキュアで髪を染めることで改善されます。
また、紫シャンプーと呼ばれている、紫色の色素の入った特殊なシャンプーを使用し続けることで、髪の黄ばみを抑えることができます。
したがって、グレイヘアになったからといって、髪を染めなくて良いという訳でも、ヘアケアをしなくてい良いという訳でも、決してないのです。
美しく理想的なグレイヘアにするためには、白髪染めとはまた違った方法での染髪やケアが必要になってくるのです。
また、髪色が変わることで、顔うつりは今までと大きく変わってきます。白髪の比率によってもメイクを変えるなど、グレイヘアを似合わせるための工夫が必要になります。
グレイヘアは自然になるものですが、話題となっている『美しいグレイヘア』はしっかりと作り込まれたものなのです。
年を重ねるにつれ、おのずと白髪が増えることは自然なことです。したがって、一般的に『白髪=シニア』のイメージがあるのも、ごく自然なことだと思います。
また、体質や環境によって若くして白髪の多い方もいらっしゃいます。
ただ、決して『年を重ねること=恥』でも、『白髪=恥』でもないと私は思っています。
いつでも、誰にでも発生しうる白髪。では、白髪とどう向きあっていくか?染めるのか、生かすのか?
『ファッションとして楽しむ白髪』が注目されてきたことで、私は黒髪を選ぶのか、白髪を選ぶか、ポジティブな選択がしやすくなったのではと考えています。
グレイヘアに対する捉え方は賛否両論で、人それぞれ違っていて当たり前だと思います。
しかし、白髪を受け入れ、白髪を生かしたスタイルを楽しむことも、いつまでもヘアカラーをして若々しくみせたいと思うことも、どちらも”美しくありたい”という目的は同じではないでしょうか?
綺麗でいることを選択し続けている女性は、年齢問わず美しいです。
今ある白髪を明るくキレイに染めたい方、今後、白髪染めからグレイヘアへシフトしていきたいと思っていらっしゃる方、どうぞいつでも気軽にご相談ください。
グレイヘア(白髪)を選択しても、グレイカラー(白髪染め)を選択しても、自分にとっての『綺麗』を追求し続けていく女性を、ファンビリはこれからも全力で応援していきたいと思います。